「むちうち」かな？と思ったら！知っておきたい症状と対処法
交通事故やスポーツ中のアクシデントなどで、「首が痛い」「だるい」といった症状でお悩みではありませんか？ それはもしかしたら「むちうち」かもしれません。
「むちうち」は、正式には頚部捻挫（けいぶねんざ）と呼ばれ、首に強い衝撃が加わることで、筋肉や靭帯、神経などが損傷を受ける状態を指します。今回は、むちうちの主な症状や、むちうちが起きやすいスポーツ、そして当院でのアプローチについて詳しくご紹介します。
「むちうち」ってどんな症状が出るの？
むちうちの症状は、衝撃を受けた直後には現れず、数日〜数週間後に現れることもあります。気づかないうちに悪化するケースもあるため、以下のような症状に心当たりがある場合は要注意です。
・首や肩の痛み・こわばり: 首を動かすと痛む、首が重だるい、首が回しにくいなどの症状が典型的です。肩や背中まで痛みが広がることもあります。
・頭痛: 後頭部を中心に、締め付けられるような頭痛やズキズキとした痛みが続くことがあります。
・めまい・吐き気: ふわふわするようなめまいや、吐き気を伴うことがあります。これは自律神経の乱れからくる場合もあります。
・手や腕のしびれ: 神経が圧迫されることで、手や腕にピリピリとしたしびれや脱力感を感じることがあります。
・その他の症状: 耳鳴り、倦怠感、集中力の低下、不眠なども現れることがあります。
これらの症状は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。
「むちうち」が起きやすいスポーツとは？
むちうちは、スポーツ中の接触や転倒でも発生しやすい怪我です。特に、以下のようなスポーツは注意が必要です。
・ラグビー、アメリカンフットボール: 選手同士の激しい衝突やタックルによって、首に強い衝撃が加わりやすいです。
・サッカー: ヘディングの際の首への衝撃や、選手同士の衝突、転倒時などに発生する可能性があります。
・バスケットボール: 転倒や相手選手との衝突で、頭部が大きく揺さぶられることがあります。
・柔道、レスリング: 投げ技や抑え込みの際に、首に無理な力がかかったり、床に打ち付けられたりすることで発生します。
・スキー、スノーボード: 転倒時に体が固定された状態で頭部が強く振られたり、地面に打ち付けられたりすることで重症化しやすいです。
・体操、アクロバット: 着地失敗や落下時に、首に強い衝撃がかかることがあります。
これらのスポーツを行っている最中に、上記のような症状を感じたら、すぐに練習を中断し、適切な処置を行うことが重要です。
症状を感じたらまずは医療機関へ
もしスポーツ中に首に強い衝撃を受けたり、上記のような症状を感じたりした場合は、まずは医療機関（整形外科など）を受診しましょう。骨折や脳への影響がないか、専門医による検査を受けることが大切です。
医療機関での診断後、骨に異常がないのに痛みが続く、あるいはリハビリを進めたいといった場合は、ぜひ当院にご相談ください。
当院での「むちうち」へのアプローチ
当院では、患者さん一人ひとりの症状や状態に合わせて、丁寧なカウンセリングと施術を行います。
・詳細なカウンセリング: 痛みの状態や発生状況、現在の生活習慣などを詳しくお伺いし、症状の原因を特定します。スポーツ中の怪我であれば、その時の状況も詳しくヒアリングさせていただきます。
・手技療法: 固まった筋肉を丁寧にほぐし、関節の動きを改善する施術を行います。
・物理療法: 温熱療法や電気療法などを用いて、血行を促進し、痛みの緩和を図ります。
・運動療法・ストレッチ指導: 痛みが軽減してきたら、再発防止のために、ご自宅でもできる簡単なストレッチや運動方法を指導します。特にスポーツをされる方には、競技復帰に向けた身体のケアやトレーニングについてもアドバイスを行います。
・生活指導: 姿勢や日常生活での注意点など、痛みを悪化させないためのアドバイスも行います。
むちうちは、早期に適切な処置を行うことが、早期回復へのカギとなります。痛みを我慢せず、できるだけ早くご相談ください。
まとめ
「むちうち」は、交通事故やスポーツ中の予期せぬ衝撃でも起こり得る怪我です。放置すると慢性的な痛みに移行したり、後遺症が残ったりする可能性もあります。もしスポーツ中に、少しでも首や体に違和感がある場合は、迷わず医療機関を受診し、その後のケアとして当院にご相談ください。
当院では、患者さんが安心して施術を受けられるよう、親身になってサポートさせていただきます。 ご予約・お問い合わせは、お電話またはLINEからお気軽にどうぞ！